ITエンジニアは、企業に所属するのではなく、独立する人が増えています。
特に増加が著しいのが、20代前半の若手のエンジニアです。これまでは、一定の経験を積んで、20代後半から30代以降の独立が多かったですが、フリーになるのが低年齢化しています。実務経験が2年から3年程度でフリーになるのには、いくつかの理由が関係しているようです。
若手のフリーエンジニアが増加している理由の一つが、IT業界全体の人材不足に関係しています。企業でITエンジニアの募集をかけてもなかなか人材獲得に至らず、フリー向けの案件が増えているようです。
企業内で仕事を完結できず、外部に頼る現状が多くなっていることで、フリーであっても仕事に困らない、独立しても心配ないと考えるエンジニアが増加しています。
さらに、仕事の獲得を支援するフリーエンジニア向けのエージェントの存在も大きいといえます。独立すると、エンジニアとしての仕事をすることに加え、案件獲得のための営業が必要になります。技術屋としての仕事を極めてきたITエンジニアにとっては、営業の仕事は畑違いで苦戦しがちです。
フリーエンジニアを代行する形で案件獲得をしてくれるエージェントを利用すれば、自分の希望に合った仕事を見つけるとともに、契約の確認や単価交渉なども依頼できるので、独立のハードルが低くなっています。会社に雇われずに、自分のやりたい仕事を選びたいと思う方も、フリーエンジニアになることに魅力を感じ独立する傾向にあります。